SNS界隈で、アフィリエイターの方が銀行に融資を申し込んだが、断られた…という投稿をちらほら見かけます。
断られた理由としては、「まず銀行員がビジネスを理解していない」「安定性がないとみなされた」等々あるようです。
そこで今回はアフィリエイターの方、ブロガーの方が融資を受けることは難しいのか、について考えてみたいと思います。
都会と地方では差がある?
銀行といっても、地域によってばらつきがあり、同じ銀行でも都会の支店と地方の支店では融資実績に差があります。
都会ではITをはじめ色々な先進的ビジネスがあることから、銀行員も様々な業種の融資機会に出会うことが多く、比較的に柔軟に対応できることが多いように感じます。
一方で、地方では取り扱う実績が少なく、支店長クラスでもよく知らないといったことが日常茶飯事で、保守的に「よくわからないビジネスには融資しないでおこう」となりがちです。
この点でいうと、地方のアフィリエイターの方は少し不利になる可能性はあるといえます。
日本政策金融公庫であれば融資を受けやすい
日本政策金融公庫は創業案件を多く取り扱っており、アフィリエイターをはじめとするITの創業案件も必然的に多くなり、取扱事例も多くなります。
当事務所でもアフィリエイトを行っている方で、2000万円の融資実行など多数の融資実績があり、決して融資を受けづらいという印象はありません。
いきなり、地銀・信金に行くのではなく、まずは日本政策金融公庫に融資を申し込むことをおすすめいたします。
また、日本政策金融公庫から融資を受けた段階で、金融機関に対する信用力がグッと増しますので、地銀や信金からの融資も受けやすくなります。
ただし、実績がない状態では融資を受けるのは難しくなります。
以前からWebマーケティング会社などに勤務していて、ライティングスキルやASPの担当者との人脈がある状態から、独立・創業する場合は創業融資を受けることはできる可能性はありますが、全く異なる業種での勤務経験しかなく、一からアフィリエイトを開始する場合、全く実績もない状態で融資を受けるのは非常に難しいと言えます。
最低月50万円程度のアフィリエイト報酬が発生しているくらいであれば、実績としてみなしてもらえる可能性が高いと言えます。
できればアフィリエイトに強い税理士を味方につけておくと…
とはいってもまだまだアフィリエイト等に関する知識が不足している銀行担当者も非常に多いです。
手前味噌にはなりますが、アフィリエイトもそうですがビジネスをちゃんと理解できている税理士であれば、その税理士が銀行担当者へビジネスモデルを説明してくれますし、融資の実行もスムーズとなります。
また、日本政策金融公庫であればアフィリエイト関係に強い担当者とつながっている税理士もいるかと思います。
融資の際には融資に強い税理士を味方につけておくことをおすすめいたします。
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