御社の決算書を拝見し、リスケの可能性を検討させていただきます。
リスケジュール・事業再生
資金繰りが厳しくなる理由の多くが「儲からない体質」かつ「借入過多」になってしまっていることです。
利益改善・財務改善のアドバイスを行い、その上で借入のリスケ(返済猶予)等の銀行交渉を行うことにより、資金繰りを徐々に改善させていく「資金繰り顧問サービス」を提供しております。
当事務所代表は事業再生を多数経験しており、再生に関する豊富なノウハウを有しております。
資金繰りでお悩みの方は当事務所にご相談ください(初回無料)。
「特に今は資金繰りには困ってないけど、万が一のために資金繰りに詳しい専門家をつけておきたい」、
「財務改善・経営改善できるポイントがあれば教えてほしい」といった方も是非ご相談下さい。
リスケジュールについて
リスケジュール(リスケ)とは、銀行からの借入返済が苦しくなったときに、返済方法について「条件変更」を行うことをいいます。条件変更は、例えば「返済期間を延ばして、月々の返済額を減らす」、「一時的に元本返済をゼロにする(利息支払のみ行う)」などが挙げられます。
しかし、リスケを行っても返済総額が少なくなるわけではありません。リスケを行うと同時に、「経営改善」を行う必要があります。経営改善を行い、利益を生み出せる企業体質を作ることにより、返済を行っていくことが目標となります。
このように書くと、リスケはただの時間稼ぎじゃないの?と思われるかもしれませんが、社長にとっては「資金繰り」の悩みから一時的でも解放され、経営改善に集中して取り組むことができますので、リスケは資金繰りを改善させる有効な手段といえます。
なお、リスケするほど資金繰りに困窮していない場合は、保証協会の「経営改善サポート保証」(15年返済)を利用し、返済負担を軽減又は新規融資の可能性を検討します。
参考コラム:銀行員はリスケを嫌がるって本当?スムーズにリスケ交渉する方法
参考コラム:リスケをスムーズに進めるには?Part2(リスケ前の事前準備・注意点)
当事務所で事業再生を依頼されるメリット(他の事業再生コンサルと比較して)
①認定支援機関による経営改善計画策定にかかる費用について、国の補助が使えます。
リスケ交渉にあたっては、「経営改善計画書」の提出が不可欠ですが、当事務所による経営改善計画サポートにかかる費用について、国からの補助金が使えますので(総額の2/3)、資金繰りが厳しい状態でも無理なくご利用いただけます。
(認定支援機関による経営改善計画策定支援。当事務所は認定支援機関に登録しております。)
※補助制度(経営改善支援センター)の詳細につきましては、下記HPをご参照下さい。
②税理士と事業再生コンサルを一本化することで、費用負担を減らし、情報分散も防げる
事業再生コンサルは毎月10万円~20万円以上するケースも多く、また税理士への報酬も発生しますので、かなりの出費が予想されます。
当事務所では経営改善計画策定後も、税務顧問の中で経営改善状況のモニタリングを行いますので、費用負担を抑えられます。
また、事業再生コンサルと税理士は一般的に以下の様な特徴があります。
・事業再生コンサル…事業面の特定の専門分野(マーケティング、生産面、人事面など)は強いが、専門外の事業面や財務面・税務面が弱い
・税理士…財務面・税務面は強いが、事業面が弱い(そもそも事業再生の経験がある人がほとんどいない)
別々に頼む場合、事業再生コンサルと話したことが税理士に伝わらないと、再生面と税務面の両輪がうまく回らない可能性がありますが、当事務所では再生と税務の窓口が一本化されておりますので、そのようなことはありません。
(特に、事業再生の過程においては、繰越欠損金活用などのタックスプランニングによって、税金を極力節税することが再生の良否に大きく寄与します。)
③銀行交渉だけでなく、本当の事業再生を目指します。
事業再生コンサルは銀行交渉は得意ですが、財務面・事業面を改善する力があるかどうかにはばらつきがあるように思えます。
場合によっては、リスケを通すためだけの内容の薄い経営改善計画書が出来上がってしまう可能性もあります。これでは一時しのぎにすぎなくなってしまいます。
当事務所では、代表が数十時間かけてヒアリングを行い、御社のおかれた業種環境を把握し、御社の問題点や強みを明確化して、本当の意味で事業再生する道をご提案します。
事業再生の流れ
御社の決算書を拝見し、リスケの可能性を検討させていただきます。
事業再生をすべき財務状況の目安(参考)
・純資産がマイナス:債務超過に陥っている
・直近の経常利益が赤字 (※一過性の赤字であれば問題ない可能性もあります)
・借入金が年々膨らんでいる
・借入金が年商の半分以上 (※業種や粗利率にも依ります)
経営改善項目(一例)
前述のとおり、リスケと同時に経営改善を行う必要があります。
下記のような観点からヒアリングを行い、経営改善を図ります。
1.財務改善
・金利の高い借入がないか
・不必要な定期預金がないか
・遊休資産(株、ゴルフ会員権、土地など)がないか
・保険に無駄はないか、保障は十分なものか
・銀行の一行取引をしていないか
・保証協会付き融資からプロパー融資への切替交渉
など
2.経費削減
・役員報酬は多額ではないか
・無駄な残業等の人件費
・車両関係、旅費交通費
・解約しても問題のないリース費用
・家賃の交渉
・その他販管費で金額の大きな科目
・仕入先の開拓、相見積もりの実施
・節税対策の実施
など
3.生産改善、業務効率化
・生産計画の有無
・歩留まりの状況、品質
・段取りの頻度、段取り時間の短縮化
・在庫管理:過剰在庫となっていないか
・ボトルネック工程の把握
・設備の老朽化状況、更新計画
・マニュアル化
・ノンコア業務のアウトソーシング
など
4.売上増加施策
・マーケティング戦略の立案
・既存顧客への囲い込み
・新規顧客開拓
・Web戦略
・受け身の受注から提案営業の実施による顧客単価向上
・営業人員の教育、成果主義の導入
など
5.採算分析
・製品別、商品別、部門別、顧客別の損益分析
・原価計算による原価管理
・不採算部門からの撤退
・儲かっている部門への経営資源集中
など
6.組織面
・社員のモチベーション低下はないか
・社員同士のコミュニケーション
・人材採用、社員教育
・社員の評価方法
など
部分最適ではなく全体最適を考えながら事業再生を進めていきます。
上記の経営改善項目は一例にすぎず、綿密なヒアリングを行い、個別具体的に事業再生案を経営者とともに考えていきます。
また、当事務所は事業再生の専門家ではありますが、上記項目、例えばマーケティングや生産面での個別的なプロフェショナルではありません。
ですので、上記項目の全てを100点にもっていく力はありませんし、そのような悠長な時間もないかと思われます。
特定分野の専門家を雇うと、その分野のみ90点~100点に引き上げることは可能ですが、他の分野が足を引っ張っていると事業再生は難しいといえます。
当事務所の考え方としては、まずは足を引っ張っている分野をなくすこと、全ての項目を70点レベルまで引き上げることのほうが先決と判断しております。
様々な業種の会社を多数見ている立場から、部分最適ではなく全体最適を考慮しながら、事業再生・経営改善を進めてまいります。
お客様の声
業務の性格上、匿名としております。
経営者は、税理士や会計事務所に望むものは、本来単なる会計処理のアウトソーシングだけではなく、現状の自社の経営面についても、専門的立場で参画してもらいたいという思いがあります。特に中小企業になればなるほど、その傾向が強いかと思います。
今回、河野先生に過去の決算書を見てもらう中で、本当に的確に状況を理解され、資金繰りの行き詰った状況から、「ここが御社にとってのターニングポイントですね」と一言おっしゃいました。
「まずこの借入返済を止めることです。」きっぱりと言われました。頭が何かスッと冷たくなり、我に返った気がしました。
「えっ?止めるとはどういうことですか?」
「リスケ(条件変更)をして、改善計画をしっかり立て、財務状況を改善させるのです。但し、リスケを銀行に承認させるにはしっかりとした改善計画書が必要になります。」
感じたことは、決して他人事として案件を処理せず、顧客の立場に立って専門的観点から判断、指示してもらえたこと。それが一番強く感じたことです。通常、公認会計士の仕事はその仕事の性格上どうしても監査や指摘を行う傾向があり、スタンスがその様な立ち位置でクライアントと接することが多いと思います。決算書をチェックして、まずいところを指摘はするが、どのように改善していけばよいかは二の次であるように感じます。
その点、河野先生はその様な公認会計士の仕事自体に疑問を持たれ、もっと直接的に企業の役に立ちたいと言う思いから独立をされたという志をお持ちでした。若いのにもかかわらず、立派な考えをお持ちだと感心しました。
おかげで、現在はしっかりと改善計画を作成することができ、改善計画を銀行に承認してもらい、事業再建に向け集中して業務を遂行している状態です。あの時、先生に出会えていなければ、とっくに倒産していました。本当にありがたく思っています。
会社が危険に陥っているとき、経営者は本当に孤独です。誰にも相談することはできません。私も精神的に追い詰められていました。ダメ元で現在の自社の状況を第三者に見てもらおうと思わなかったら、残念にも倒産していった多くの企業と同じ道をたどっていたと思うと、本当にぞっとします。まだまだこれからですが、何をすべきかを具体的に的確にアドバイスをもらいながら、日々奮闘しています。先ず、物事の進め方、計画、実行、確認、反省、修正、実行。この目標・達成・行動をしっかりと指導していただき、実際に経営者といえども何事も経験する。今まで経理や、資産管理、雇用手続きなど、すべて内容を丸投げして人任せの経営をしていたことに気付かされ、経営者自らが変わらなければ何も変わらないということ。誰かがやってくれるのではという甘い考えをすべて捨て、しっかりと己自らが改革し再建する。そういう強い覚悟で経営を行なうこと。それを気付かせていただきました。
今後もよろしくお願いします。(※その後の進捗)
経営改善前は慢性的な営業赤字を出しておりましたが、改善計画1年目の決算で経常黒字化を達成しました。
2年目から各行に返済を開始しており、順調に利益を出し続けています。
まずはお気軽にお問い合わせ下さい。
当事務所は1件でも倒産を防ぎたいという想いが強くあります。
初回面談は無料ですので、お一人で悩まれずに何でもご相談下さい。
初回面談だけでも何かお力になれることはあると思います。
下記の問い合わせフォームやお電話にて、気軽にお問い合わせ下さい。
当社は、従業員30名ほどの印刷会社です。
今回、河野先生の事務所を知ったきっかけは、ネット検索でした。
当社は、定期的に銀行融資を受けて資金繰りしていて、今回も融資について銀行とやり取りをしていました。すると、銀行から「過去に提出した決算書に誤りがあるのではないか、売上に誤りがあるのでは」との指摘を受け、粉飾決算の疑いがかかってしまいました。
あわてて、これまで依頼していた税理士事務所に指摘された内容を確認したのですが、明確な回答が得られず、なぜその様な処理をしたのかも答えてもらえませんでした。いくら説明を求めても一向に回答がもらえず、「いまさら間違いだったなんか言うと、融資が受けられなくなりますよ。ここは何が何でも粉飾では無いと言い通してください。」と言われました。今まで信頼して任せていた事務所だっただけに、その対応に困惑しました。結局、依頼していた税理士事務所の担当者の作成ミスでしたが、そのミスをどうしても税理士事務所側は認めませんでした。
銀行に明確な回答を示せないまま時間ばかりが過ぎていき、結局融資も受けられない状況になり、このままでは会社が立ち行かなくなる資金ショート寸前になってしまいました。
社長に就任して3年、自分の勉強不足もありますが、いったいこの決算書はどうなっているのか。今更ながら見返してみると、おかしな所が見えてきました。途方に暮れながら、第三者にセカンドオピニオンとして現状を見てみてもらえないものか。すがる思いでインターネットで「融資に強い税理士」で検索をしたことがきっかけです。