銀行折衝代行
銀行に苦手意識をもつ経営者の方は多いのが実情です。
そして、銀行に任せっきりにしていると、様々な不利益を被る場合も時としてあります。
当事務所が銀行借入の適正化のサポートをさせていただきます。
借り換え
毎月の返済負担が重い場合には、借り換えを検討されてはいかがでしょうか?
借換交渉のサポートをさせていただきます。
<借り換え例>
①返済負担を軽減
融資残高9,000万円、毎月返済100万円、毎月の利益80万円
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返済年数を15年まで長期化し、毎月返済を50万円に軽減。毎月のキャッシュフローを黒字化
②金利削減
融資残高1億円、A銀行からの借入金利4%、年間利子400万円
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B銀行に借り換え。借入金利を2%に軽減。年間利子を200万円削減。
③新規融資も含めての借換
融資残高5,000万円、C銀行のみからの借入
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D銀行に追加融資2,000万円を含めて7,000万円の借換。返済年数も長期化。
④複数の銀行からの借入を一本化
E銀行から2,000万円、F銀行から1,000万円、G銀行から3,000万円の借入。
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H銀行から6,000万円の借換で一本化、金利も減額。
プロパー融資
日本政策金融公庫や信用保証協会の融資には限度枠があり、枠は残しておいた方がいい場合があります。
特に業績がいい場合はプロパー融資(保証なしの銀行直接融資)を検討されてはいかがでしょうか?
<プロパー融資例>
①銀行に2,000万円の融資申込。開口一番「保証協会付の融資」を勧めてくる。
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保証協会付とプロパーを半々(1,000万円ずつ)で融資交渉。保証協会の枠を残しておき、いざというときに使える状態にしておく。
②運転資金1,000万円の融資申込。保証協会の融資を勧めてくる。
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保証協会付融資ではなく、短期のプロパー融資で交渉。短期借入は1年ごとに更新。
設備投資融資
設備投資は回収期間が長期になるため、返済期間も長期で交渉すべきです。
「事業計画書」を作成し、キャッシュフローが回ることを銀行に提示する必要があります。
また、国に提出する「経営力向上計画」を作成することで、金利面など有利な条件で借入することも可能です。
当事務所において「事業計画書」「経営力向上計画」の作成サポートをさせていただきます。
<設備投資融資例>
①新型の機械装置を買うために、4,000万円の融資申込。業績もあまり良くないことから渋られる。
↓
「事業計画書」「経営力向上計画」を作成し、銀行に丁寧に説明。
金利も通常2%台のところ、経営力向上計画により1%台まで軽減。返済期間も15年で融資実行。
また、経営力向上計画の副次的効果として、4,000万円×10%=400万円の税額控除も適用。
追加融資(運転資金)について
追加融資が可能な状況(ハードルが低い)としては以下のとおりです。
・決算が黒字
・売上が順調に増加している
・現状の借り入れがほとんどない、または少ない
・店舗拡大、人材確保など事業拡大をするための資金確保等、前向きな理由があること
逆に追加融資が難しい場合は以下のとおりです。
・決算が赤字(赤字補填のための追加融資は基本的に難しいです。ただし、一過性の理由による単年赤字であれば融資可能な場合もあります。)
・年商以上の借り入れがすでに存在する
・枠をすでに使い切ってる(公庫無担保枠:2000万円、保証協会枠等)
・貸借対照表に不明瞭な科目の残高が計上されている(例:役員貸付金、仮払金など)
追加融資が難しく、資金が回らない場合は、基本的に黒字化のための経営改善・リスケジュールを検討することをおすすめいたします。